【BR-R561のブレーキ調整】ブレーキシューチューナー(YC-193)が便利だった

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奥さんのロードバイク(VIA NIRONE7 105)が納車されて、初めてリムブレーキモデルに触れることになったんですが面白いですね。最初は恐る恐るボルトを閉めたりしてましたかが、だいたいの仕組みがわかると怖くない。

加えて、ブレーキの調整に便利なツールがあることを知ったのでまとめました。

前後でブレーキの感触が違う?

オンラインで購入したので納車後に気づいたんですが、前後のブレーキで握ったときの当たり具合が違うんですよね。フロントブレーキはリムとブレーキシューの隙間が殆どなく、引きしろもほとんどない状態でした。一方でリアはちょうどよい隙間と引きしろだったので、この感じを目指してフロントのブレーキを調整することにしました。

ちなみにブレーキは「SHIMANIO BR-R561」というモデルで、デュアルピボットブレーキというタイプでした。

BR-R561

余談ですが、アルテグラや、デュラエースのリムブレーキは「SLR-EV採用(左右対称デュアルピボットブレーキキャリパー)」というさらに上位の機構を備えているそうです。気になる。

まずはBR-R561の説明書を読む

BR-R561の説明書

やりたいことは「ブレーキの引きしろを今よりも多くしたい」なので、ブレーキシューとリムの間(シュークリアランス)を今よりも広くする必要がありそうです。

ブレーキワイヤーの張り直し

再び説明書を見る

説明書にはブレーキ調整ボルトを時計回りに回せばシューとリムの間は広がるとありますが、試してみたところこれ以上は回せない状態でワイヤーが固定されてました。

ワイヤーを現状よりも緩めて固定し直します

そうなるとワイヤーを張り直すしかなさそうです。
ワイヤーをロックするボルトを緩め、元の位置よりもワイヤーが少し緩めになるよう固定し直しました。

ブレーキキャリパーのセンター出し

次にブレーキキャリパーのセンター出しを行います。リムとブレーキシューの隙間が左右均等になるようにするのがセンター出しです。

この奥に見えるボルトを緩めます


まずはフレームとブレーキキャリパーを固定するボルトを緩めた状態で、ブレーキをかけます。
その状態で固定ボルトを締める(規定トルク 8-10Nm)ことで、センターを出すことができます。

最後にブレーキシューの位置と角度を調整すれば完了です。

ブレーキシューの位置・角度調整はブレーキシューチューナーを使用

角度の調整はトーイン調整と呼ばれるそうで、ブレーキシューチューナーがあると感覚に頼らず位置や角度を決めることができました。

私は以下の手順でやってうまくできました。

リムブレーキのクイックリリースレバーを解除(つまみが上を向くように)

ブレーキシューを固定するボルトが自由に動くくらい緩め、ブレーキシューチューナーを左右に挟み込み位置を揃える(チューナーには左右の区別があるので注意)

プレートの位置を揃えた状態

クイックリリースレバーをもとの位置に戻します。

ブレーキシューの固定ボルトを締めます(規定トルクは5-7Nm)

シューの位置は上端から1mm以上開けます

固定し終わったらもう一度クイックリリースレバーを解除して、ブレーキシューチューナーを取り外し、再び元の位置へ戻せば完成です。

ということで数百円のプラスチックの板ですが、こういう道具ってあると良いですね。

参考にした記事・動画


加えてトルクレンチがあると締め具合も感覚に頼らずできるので、あると便利でした。

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