奥さんのロードバイク(VIA NIRONE7 105)が納車されて、初めてリムブレーキモデルに触れることになったんですが面白いですね。最初は恐る恐るボルトを閉めたりしてましたかが、だいたいの仕組みがわかると怖くない。
加えて、ブレーキの調整に便利なツールがあることを知ったのでまとめました。
この記事の目次
前後でブレーキの感触が違う?
オンラインで購入したので納車後に気づいたんですが、前後のブレーキで握ったときの当たり具合が違うんですよね。フロントブレーキはリムとブレーキシューの隙間が殆どなく、引きしろもほとんどない状態でした。一方でリアはちょうどよい隙間と引きしろだったので、この感じを目指してフロントのブレーキを調整することにしました。
ちなみにブレーキは「SHIMANIO BR-R561」というモデルで、デュアルピボットブレーキというタイプでした。
余談ですが、アルテグラや、デュラエースのリムブレーキは「SLR-EV採用(左右対称デュアルピボットブレーキキャリパー)」というさらに上位の機構を備えているそうです。気になる。
まずはBR-R561の説明書を読む
やりたいことは「ブレーキの引きしろを今よりも多くしたい」なので、ブレーキシューとリムの間(シュークリアランス)を今よりも広くする必要がありそうです。
ブレーキワイヤーの張り直し
説明書にはブレーキ調整ボルトを時計回りに回せばシューとリムの間は広がるとありますが、試してみたところこれ以上は回せない状態でワイヤーが固定されてました。
そうなるとワイヤーを張り直すしかなさそうです。
ワイヤーをロックするボルトを緩め、元の位置よりもワイヤーが少し緩めになるよう固定し直しました。
ブレーキキャリパーのセンター出し
次にブレーキキャリパーのセンター出しを行います。リムとブレーキシューの隙間が左右均等になるようにするのがセンター出しです。
まずはフレームとブレーキキャリパーを固定するボルトを緩めた状態で、ブレーキをかけます。
その状態で固定ボルトを締める(規定トルク 8-10Nm)ことで、センターを出すことができます。
最後にブレーキシューの位置と角度を調整すれば完了です。
ブレーキシューの位置・角度調整はブレーキシューチューナーを使用
角度の調整はトーイン調整と呼ばれるそうで、ブレーキシューチューナーがあると感覚に頼らず位置や角度を決めることができました。
私は以下の手順でやってうまくできました。
リムブレーキのクイックリリースレバーを解除(つまみが上を向くように)
ブレーキシューを固定するボルトが自由に動くくらい緩め、ブレーキシューチューナーを左右に挟み込み位置を揃える(チューナーには左右の区別があるので注意)
クイックリリースレバーをもとの位置に戻します。
ブレーキシューの固定ボルトを締めます(規定トルクは5-7Nm)
固定し終わったらもう一度クイックリリースレバーを解除して、ブレーキシューチューナーを取り外し、再び元の位置へ戻せば完成です。
ということで数百円のプラスチックの板ですが、こういう道具ってあると良いですね。
参考にした記事・動画
加えてトルクレンチがあると締め具合も感覚に頼らずできるので、あると便利でした。