タイトルの通り、エアロハンドル(というか丸ハンではないハンドル)にInsta360 X3をいい具合に固定する方法を模索して試行錯誤を繰り返してきた。
それなりに満足行く状態になったのでまとめる。
自撮り棒をつけたInsta360 X3とエアロハンドルは相性が悪い

自分はCANYON ENDURACE CF SL 8 Di2 に乗っていて、H31というステム一体型のカーボンハンドルを使用している。
H31はエアロハンドルではないがエアロハンドルのように上ハンが楕円形。
丸ハンだったら使える Insta360純正 ハンドルバーマウントが使えない。
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奥さんの自転車は丸ハンなので一緒にライドするときは取り付けさせてもらっているが、マウントやらX3などを取り付けるとそれなりの重さになる。
申し訳ないのでどうにかならんかと試行錯誤の旅が始まる。
完成形
まずは完成形の写真から。

次に各所で使っているパーツ類の説明。

まずベースとなるステムマウントをレックマウント製品で用意する。

[REC MOUNT+ / レックマウントプラス] ステム マウント [R+STEM1]
レックマウント プラスの [R+STEM1] をベースにして、GoPro インターフェイスに変換するアダプター【R+GP】を取り付ける。

[REC MOUNT+ / レックマウントプラス] ゴープロ インターフェイス用 変換アダプター【R+GP】
さらに、Go Pro インターフェースの爪があるクイックリリースプレートを接続。

ねじ込み式ではなく、根元をクイックリリースにしたのは2つ理由がある。
1つ目は自転車からちょっと離れるとき(コンビニやカフェによるとき)にサッと外せる点。
2つ目は撮影時にInsta360 X3の向きを固定できるという点。
ネジ式だと振動で向きが変わってしまったりするため、極力固定しておいたほうが撮影後の編集が楽になる。
これで自撮り棒をつけたInsta360 X3を自転車につなぐこと「は」できる。
振動と上下左右への振れ対策が必要だった
しかし、この状態では振動で上下にガタガタと暴れてしまうし、クイックリリースプレートのネジをどれだけきつく締めようとも重みに耐えきれず位置が変わってしまう。
さらに、ハンドルを左右にふると自撮り棒をつけたInsta360 X3も左右にふれてしまい、レックマウントのステムマウントもグラグラとしてしまう。
自撮り棒を伸ばすとさらに負荷が高くなる。
根元への負荷が大きそうだし、実走には到底耐えられないので、次の対策を考えた。
根元への負荷集中は「おゆまる」で対処する
お湯で柔らかくなる樹脂粘土のおゆまるを使って、根元の負荷を軽減する支えを作った。
近所のダイソーでおゆまるを 2袋ほど買ってきた。


見た目はアレだが、固まっても「ちょっと固めなゴム」で多少の弾力性があるため、接地するほかパーツへのダメージも少なくちょうどよかった。
熱湯にしばらく浸すと柔らかくなるので、好みの角度、位置になるまで何回も試行錯誤できる。
おゆまる自体が振動で外れて飛んでいかないように、レックマウントのパーツとゴムで固定した。
上下左右への振れは「百均のゴムバンド」で対処する
根元への負荷はおゆまるで軽減できたので、次に上下左右の振れ対策としてマジックテープがついたゴムバンドを用意。これで自撮り棒とハンドルを固定した。
(ちなみに、このゴムバンドは輪行時にホイールとフレームを固定する際にも使っていてとにかく使い勝手が良い)

これで写真のような状態になる。
実際に運用してみて
めちゃくちゃスピード出すタイプではないので、この状態で問題なく走ることができた。50km程走ったけど何か不具合がでることもなかった。しばらくこの形で運用してみようと思う。
気になった点「サイコンが見えない」
ステムという自転車の中心にある場所から自撮り棒を伸ばしている以上、サイコンの画面を阻害してしまうのはしょうがないのだけど、方向音痴な自分にとってはサイコンのナビは重要。
ちょうど、キャットアイがエアロハンドル用のブラケット H-34N AERO『エアロブラケット』を出したので、これとサイコンマウントのアダプタを組み合わせれば、上ハンにサイコンを逃がすことができる。


こういった組み合わせで、

上ハンにサイコンマウントを作った。

いい具合に収まった。
エアロハンドルでInsta360 X3を使うためのまとめ
- エアロハンドル等ではInsta360 の純正ハンドルバーマウントが使えない(丸ハン専用)
- レックマウントプラスのマウントとアダプタで自撮り棒をつけたInsta360 X3を取り付けることはできるが心許ない
- 接続部の負荷と走行時の振動への対処として、おゆまるで支えとなるパーツを作りマジックテープ付きのゴムバンドで対策した
- サイコン見えない問題はキャットアイのH-34N AERO『エアロブラケット』で対策できた

Insta360 GPSアクション リモコン
ちなみに、写真にも移っているGPSアクションリモコンがあると、グローブ越しでも操作しやすくておすすめです。