
最近外をライドする際は奥さんと出かけることが増えたのですが、何度か走ってみて気づきました。
「ライド中に会話するの難しくね…?? 」
というのも自転車は並走はできませんから、前後で走りますよね。
となるとお互いの声が聞こえにくいですよね。
ましてや風の強い日なんかは風切り音もあり、多少大きな声で話しかけても「え???」って聞き返されることもしばしば…

大きな声で話すのってそれだけ疲れますし、何より「大したことじゃない話題」を大声で話すのも気が引けてしまい、結果的に会話が少なくなってしまいます。のんびりサイクリングしてるのに雑談できないなんて…
一緒に走る前は「サイクリングしながらコミュニケーションもできるし、健康的だし最高だ!」って妄想してたんですが、現実は厳しいものでした…
私が奥さんの前を風よけのアシスト役として走り、先頭交代することなくただ黙々とペダルを回し、ゴール残り150mあたりで最終発射台として奥さんの背中を押し…
違う!
やりたかったのはコレジャナイ!
どうしたものかと考えていると思いつきました。
「そういえば、バイクのヘルメットにインカムを取り付けて楽しそうに仲間とツーリングしてるじゃないか、あれだ!」と。
サイクリング用にもそんなインカムがあるのでは?と探し始めました。
この記事の目次
ロードバイク用インカム候補探し
色々と探してみたところ候補になったのは3つ
- BONX BOOST
- X-RIDE
- SENA PI
BONX BOOST(ボンクス ブースト)
最初に見つけたのはBONX BOOSTってデバイス。
世界最高のコミュニケーションデバイス、BONX BOOST誕生
実際のレビュー動画が参考になりました。
これは専用アプリを通じて会話するもので、メリットとしてはどれだけ距離が離れても会話ができるというもの。一方デメリットは通信量が発生すること。加えて口元に風防付きのマイクが必要そうだったので見た目の観点から見送り。
X-RIDE(エックス ライド)
サイクリング中に会話ができる | X-RIDE サイカム(自転車用インカム)
こちらは機器同士のペアリングで直接通信するタイプなので、通信量を気にせず会話ができます。これは良さそうだと思ったのですが、

BONX BOOSTと同じように風防付きのマイクが… どうしても見た目的に受け入れ難くこちらも見送り。
SENA PI(セナ パイ)
SENA Bluetooth Japan公式サイト | Senaからのメッセージ | スマートサイクルヘルメットってなに?
最後に今回購入したSENAの PIというデバイスです。こちらもX-RIDE同様、端末同士のペアリングで直接通信するタイプです。しかも見た目も良い。

上の2つでデメリットと感じた
- 通信量が発生
- 風防付きのマイクが必要
という2つを回避したものでした。これは良さそう。
なかなかSENA PIをレビューしてる記事や動画に出会えなかったんですが、同じメーカーが出しているヘルメット内蔵型のSENA R1の動画がありました。
購入前に SENA 製品を体験してみたい
事前に試してから買いたいので、販売店を調べることに。
SENA Bluetooth Japan公式サイト | スマートサイクリングヘルメット | 全国にある取扱店:札幌から鹿児島まで
取り扱い店舗を調べてみると、家から一番近いのはバイクプラス多摩センター店でした。

事前に電話してSENA R1が試せることを確認し、週末に行ってきました。

実際にインカム内蔵型のSENA R1を店舗の方にも被ってもらい、どんな感じを試させてもらいました。
結果、スピーカーもマイク性能も満足!店内と外で喋ってもクリアに聞こえます。
店員さん曰く、「R1とPIのスピーカー・マイク性能はほとんど同じ」とのことだったので、手持ちヘルメットに装着する 「SENA PI」を2つ注文し、配送してもらいました。
SENA PI 到着

SENA PI 開封

パッケージを開けてみるとこんなかんじ。本体がまず現れます。

内容物は本体、説明書と保証書シール、充電用のType-cケーブル。type-c充電最高。
保証書を見ると保証期間が2年付いてました。
SENA PI 取り付け

早速取り付けてみます。

デバイス間の紐はヘルメットのメッシュの間に入れておきました。

実際に奥さんにかぶってもらいました。ちょうど耳元あたりにPIがきます。
PI同士をペアリングする
お互いのPIの電源をいれたあとボリュームの – ボタンを長押しすると インターコムペアリングモード となり、完了すると互いの声がPIを通じて聞こえるようになります。アプリも不要だし操作も簡単。
SENA PIを起動しペアリングが終わったら、いざ実走
ペアリングしたら実走して試してみます。
細かな情報も伝えやすくなった
ジェスチャーに加えて、段差があるよ、止まるよー、左折するよー、といったこちらからの声掛けも確実に伝わりますし、振り返って様子を確認する頻度も減りました。結果的にサイクリングの安全性は高まったと実感します。
逆に奥さんから「後ろから(ロードバイク)来てるよー」と声をかけてもらって、道を譲ることもスムーズにできました。片方が信号に捕まったときも、状況を伝えてくれるから安心して待っていられます。

最大400mとありますが、場所がひらけたサイクリングロードでどうにかという感じですね。
固まって走る分には通信に支障は全くありません。
雑談ができるようになった
大声で喋る必要がない & 確実に伝わることで、何が変わったかというと「雑談」が増えました。
サイクリングロード沿いの少年野球を見ながら喋ったり、工事現場を見ながら「何ができるんだろうねー」とか、昨日のロードレースの試合内容を振り返ったり、はたまた人間観察してみたり。とにかくいろんなことを話すようになって楽しさが何倍にもなりました。
便利になるガジェットは多々あれど、ユーザー体験がここまで変わったガジェットはそうないかも。
連続通話時間は?
説明書を見ると通話時間は6時間と記載されてました。
ライド前日に充電しておけば、そう困ることはなさそうです。
ライド中のお昼ごはんタイムに、モバイルバッテリーで多少充電しておけば丸一日使えそうですね。
SENA PI 使ってみて
メリット
- 耳を塞がないので安心
- ヘルメットは手持ちのものを使える
- 見た目もスマート
- マイク、スピーカーの品質も満足
- 大声で喋る必要がなくなった
- 確実に声が届くようになり会話のストレスが減る
- 雑談しながらのサイクリングは最高に楽しい
- 充電はUSB-C対応で嬉しい
ロードバイクは始めたばかりの奥さんもライド中の不安が軽減できてるようで好評でした。
デバイスとしての完成度は十分満足。
なによりこのデバイスのおかげで会話を楽しみながらサイクリングできるというのが最高でしたし、サイクリング中に何気ない会話ができるというのがこんなに体験が変わるのかと感動。
これから誰かをライドに誘いたい 沼に引きずり込みたい という人は、SENA PIがあると成功率が高まりそうです。
2人以上で使うことを想定するとまた違った選択肢になるかもしれませんが、2人でライドにSENA PIはオススメです。
追記:2023/10/29 風切り音対策
追記:2024/04/14 バッテリーの状態と、次期バージョン SENA Pi?
約2年ほど使ったのでバッテリーの状態を追記
使用開始から3時間ほどで「バッテリーレベル低」のアナウンスがでるようになりました。
バッテリーレベル低は残り30%の状態とのことなので、多少ヘタって来たようです。
とはいえ、午前中から乗り始めて3時間弱といえばランチタイムあたりなので休憩中に充電すれば困ることはありません。
ヘルメット内蔵型と違って、走行中にバッテリー切れになればヘルメットから外して走りながら充電も可能です。このあたりは独立式のメリットだなと長期利用して気付いた点でした。
次期 SENA Piはメッシュ対応?
先日サイクルモード東京にいってSENA Piブースの方と話していたところ、SENA Piもメッシュ対応(複数人通話)で開発を検討していると仰ってました。これが実現するとよりSENA Piの魅力が高まるので、ぜひ対応してもらいたいところです。
(担当者の方、この記事は「自転車 インカム」でGoogle検索一位なので、ぜひ新製品が出たらご提供お待ちしています!)
piならバイクとも繋がります、メッシュ通信とかいろんな使い方が出来ますよ。